Web配信:埋込みCDFと全画面CDF
CDFファイルはWebページ内のオブジェクトとして埋め込むことも,ブラウザ内の全画面ドキュメントとして見ることもできます.CDFオブジェクトの埋込みは簡単です.ファイルを保存するときに Mathematica で与えられるコードをペーストするか,HTMLに<embed>タグの付いたオブジェクトを手作業で入力するかするだけです.
上の例題は,ファイル名と画像サイズを示した以下の1行のHTMLコードで簡単に表現することができます.
<embed src="VoronoiDiagram.cdf" width="588" height="380">
ブログにも同じ方法が使えますが,WordPress Pluginも便利です.これを使うと Mathematica の埋込みコードにより参照されているのと同じJavaScriptに簡単にアクセスできます.これはこのサイト全体で使われているもので,クロスプラットフォーム対応であり,必要に応じて読者にWolfram CDF Player の使用を促します.詳細は「配備方法」のビデオをご覧ください.
配備方法
Mathematica では,インタラクティブウィザードによるワンステップ配備メソッドを使うことができます.ドキュメント全体でも特定の範囲でも,既存のHTMLコードに埋め込むことができます.詳細はこのビデオをご覧ください.
ウィザードを開くためには,メニューから「ファイル」 > 「CDFの配備」 > 「HTMLに埋め込む」を選んでウィザードを開いてください.ファイル全体ではなく選択範囲だけを埋め込みたい場合は,ウィザードを開く前に埋め込む範囲を選んでください.

ウィザードがCDFの保存方法を指示し,HTMLコードを提供します.サーバにCDFをアップロードし,コードをコピーしてHTMLファイルにペーストしたら完了です.
埋込みの追加情報
どのタイプのブラウザでも確実に対応させるためには,次のテンプレートで示すように,埋込みコンテンツを<object>タグの中にネストする必要があります.
<object classid="clsid:612AB921-E294-41AA-8E98-87E7E057EF33" width="500" height="300" type="application/vnd.wolfram.cdf.text">
<param name="src" value="MYFILENAME.cdf">
<embed width="500" height="300" src="MYFILENAME.cdf" type="application/vnd.wolfram.cdf.text">
</object>
Wolfram CDF Embed Script
より優れた柔軟性のために,Wolfram CDF Embed Scriptをお使いになることをお勧めします.これは無料のオープンソースJavaScriptライブラリです.他のライブラリは必要なく,クロスブラウザ対応です.このライブラリはCDFプラグインがインストールされていることを確認し,プラグインがない場合は CDF Player のロゴとリンクを表示してインタラクティブコンテンツの代りに静的画像を表示します.Mathematica のコピー可能な埋込みコードブロックでもこれと同じJavaScriptが使われています.カスタマイズの例として,ここでテンプレートとして同じコードブロックを使っています.
<script type="text/javascript" src="http://www.wolfram.com/cdf-player/plugin/v2.1/cdfplugin.js"></script>
<script type="text/javascript">
var cdf = new cdfplugin();
cdf.embed('/path/to/filename.cdf', width, height);
</script>
複数のインスタンスのコード化
WolframのJavaScriptは「その場で出力」方式であり,同じHTMLドキュメント内で繰り返すことができますが,複数のインスタンスをコード化する場合はJavaScriptのソースやプラグインチェックを繰り返さない方が効率的です.
<script type="text/javascript">
cdf.embed('/path/to/additional.cdf', width, height);
</script>
代替コンテンツの提供
サイトの訪問者の中には CDF Player が利用できない人がいる場合もあるので,CDFコンテンツの静的画像を提供することをお勧めします.CDF Player のダウンロードサイトへのリンクを含むこともできます.このような場合に何を表示するにしても,setDefaultContent()関数が必要です.
<script type="text/javascript">
cdf.setDefaultContent('<p>Your replacement content</p>');
cdf.embed('/path/to/additional.cdf', width, height);
</script>
JavaScriptの有効化を指示する
読者がJavaScriptを有効にしていない可能性がある場合は,JavaScriptで埋め込まれたCDFコンテンツを含むHTMLページには必ず,少なくとも1回は次の行を加えてください.
<noscript><p>Please turn on JavaScript</p></noscript>
テストのために使用できるCDFについては「CDF例題の埋込み」ページをご覧ください.Wolfram CDF Embed Scriptの使用についての詳細は,こちらまでお問い合せください.
コンテンツを埋込み用にフォーマットする
埋込みでない全画面CDF
CDFファイルは埋め込むだけでなく,ハイパーリンクを選んだときにブラウザの全画面モードで見ることもできます.ファイルがダウンロードされるのではなく,アンカータグによりCDFコンテンツがスクリーンに表示されるようにするためには,サーバの設定ファイル(Apacheの場合は.htaccess)で.cdfおよび関連のファイル拡張子に次のMIMEタイプを指定する必要があります.
application/vnd.wolfram.player nbp
application/vnd.wolfram.mathematica nb
application/vnd.wolfram.cdf cdf
application/vnd.wolfram.cdf.text cdf