Mathematica 9の新機能

向上した制御系

Mathematica 9では,制御系の機能が拡張され改良されている.PID制御器は産業界で最も広く使われているが,Mathematica でも自動化されたワークフローを備えたPID調整機能を提供するようになった.時間遅延は通信遅延や検出遅延を伴う系ではよくあることで,不安定性のもととなり得る.Mathematica の制御系は,時間遅延系のモデリングと設計をサポートするようになった.ディスクリプタ系は,代数的制約条件の明示的な表現を可能にし,最新のモデリングシステムから自然に生成される.ディスクリプタ系は,今や制御系フレームワーク全体で完全にサポートされるようになった.

  • PID制御器の自動調整のサポート
  • 閉ループ伝達関数,PIDパラメータ化等を含む設計数量の自動計算
  • Ziegler-Nicholsを含む多数の調整アルゴリズムのサポート
  • ナイキスト(Nyquist)線図および円基準を使った安定解析のサポート
  • 遅延系,伝達関数または状態空間,離散時間または連続時間の完全サポート »
  • 周波数プロットを使って,遅延系を接続,シミュレーション,解析することができる
  • 遅延のない系に任意の制御設計法を使い,スミス(Smith)補償器を使って安定制御器を実装する
  • 自動的に計算される遅延のない近似
  • ディスクリプタ状態空間モデルの完全サポートにより,微分方程式と代数方程式,差分方程式と代数方程式という混合が可能 »
  • ディスクリプタ制御系は標準の状態空間モデルのように,接続,シミュレーション,解析することができる
  • ディスクリプタ制御系の制御設計(極の配置,線形二次式)の完全サポート


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