Company

新リリースのMathematica 5,専用の数値計算システムを超えたパフォーマンス

2003年9月1日--Wolfram Researchは本日,数々の賞を獲得している技術計算ソフトウェアの高性能新バージョン,Mathematica 5の日本国内でのリリースを発表しました.Mathematica 5は新しい主要テクノロジーにより,専用の数値計算システムを超えた計算スピードを実現しており,多数の新機能も導入しています.

今日まで,技術系ユーザはMathematica の包括的な数値・記号の統合環境か,FortranライブラリあるいはMATLAB,MATRIXx,O-Matrixなどの特化されたパッケージで使用可能な高速の数値計算ルーチンのどちらかを選ばなければなりませんでした.しかし,Mathematica 5のリリースにより,もうこのような選択は必要なくなりました.

Wolfram Researchのカーネル開発部ディレクターであるTom Wickham-Jonesは,次のように述べています.「Mathematica 5は前バージョンのスピードより1000倍速くなっており,専用の数値計算システムのスピードも超えてる部分もあります.このスピードを達成しても,Mathematica の正確さや専門性はどれひとつとして犠牲になっていません.それどころか,これらは向上しており,その上さらに多くの機能が加わっているのです.」

Mathematica 5は広範な新機能を導入しており,そのうちの多くはMathematica 5だけのアルゴリズムに基づいています.今日まで何万ドルもするカスタムパッケージでしか使えなかったような機能を提供するアルゴリズムもあります.Wolfram Researchの研究開発部ディレクターRoger Germundssonは「一番の業績と言えるのは,このバージョンに活かされた斬新な研究結果の多さです.記号および数値計算用の100以上の新アルゴリズムが,Wolfram Research社の開発者によって実装されました」と語っています.

Mathematica 5は他のソフトウェアや標準との統合を提供することにおける,リーダーとしてのWolfram Researchの地位も拡張しています.Mathematica 5には,JavaおよびC/C++とMathematica との標準接続であるJ/LinkMathLink のアップデートバージョンに加え,新しい.NET/Link が含まれています.これは非常にご希望の多かった機能で,Microsoft .NET Frameworkを使ったアプリケーションにMathematica をシームレスに統合することができます.

Mathematica 5の新機能・向上点には,以下のようなものがあります.

  • 数値線形代数における記録的な計算速度
  • 疎行列(スパース行列)の高速操作に対する広範に渡るサポート
  • 常微分・偏微分方程式に対する,最適化された新世代の数値ソルバ
  • 複素数,実数,整数の方程式および不等式を記号的に解くための新しい主要アルゴリズム
  • 微分代数方程式のための完全に統合されたソルバ
  • 内点法を含む高性能最適化および線形計画法
  • 数値ソルバにおけるべクトル関数および配列関数の幅広いサポート
  • 再帰方程式に対する画期的なソルバ
  • 記号計算における領域指定の幅広いサポート
  • Microsoft .NET Frameworkと完全に統合した.NET/Link
  • DICOM,PNG,SVG,疎行列形式の柔軟なインポートとエキスポート
  • 64ビットのハードウェアおよびオペレーティングシステム用に最適化されたバージョンも入手可能
  • 一新されたインタラクティブな10分間チュートリアル

Mathematica 5での改良により,あらゆる技術計算システムの最も幅広いスコープを持つだけでなく,最高のパフォーマンスを提供するというMathematica の地位が確固たるものになりました.これは,Mathematica が卓越した数値計算,記号処理,グラフィクス機能と,非常に生産的なプログラミング言語,インタラクティブなドキュメントシステムとを統合しているということにより達成されました.Mathematica 5では,Wolfram ResearchのgigaNumericsイニシアチブの第2段階で開発された,パックアレー,自動アルゴリズム選択,記号前処理等の技術が,スピードと機能の結合に寄与しています.「gigaNumericsイニシアチブの究極の目的は,Mathematica の広範な機能を維持しながら,Mathematica がギガサイズの数値データを扱えるようにするというものでした.Mathematica 5はすでに我々の努力に見合う結果を出しています.」と,Wickham-Jonesは加えています.

Wolfram Research企画開発部ディレクターのConrad Wolframは「専用の技術システムからMathematica に切り換えるなら今です.Mathematica 5のスピード,スコープ,スケーラビリティのユニークな統合により,初めから最後まで,プロトタイプ作成から最後の計算まで,調査から発表まで可能な限りの最短時間で行うことができます.」

Mathematica についての詳細をご覧ください.



Select Language: en