テクノロジーガイド--この技術が違いを生み出す
記号演算を利用して強化される数値計算

この微分方程式を従来の数値計算のみのシステムに入力するには,2つの一階方程式へと手動で書き換えなければなりませんでした.これに対し,Mathematica は自動的に変換を実行します.

記号演算を利用して強化される数値計算とは,計算時間と確度を最適化したり,直接計算可能にしたりするために,表面上は数値的な計算に自動的に記号変換を適用する Mathematica の機能です.

数値的なアルゴリズムでは,操作に必要な特殊な式の形式が要求されることがよくあります.従来のシステムでは,その特殊な形式を入力して計算しなければなりませんでした.しかし,Mathematica は記号演算を利用して強化される数値計算を使って,与えられた式を必要な形式に自動的に変換します.このアプローチの利点は使いやすさを追求する上で欠かせません.これにより,ユーザが前もって複雑な変換を行わなくても,さまざまな問題を入力することができるのです.

さらに,このインテリジェントな式変換により,式が評価しやすい形式になる上,変換されない式が数値的不安定性を示すような場合の計算の失敗を避けることまであるので,不必要な計算をしなくてすみます.

Mathematica は記号と数値の混合アーキテクチャと広範な記号変換機能を持つため,このアプローチを取ることができると言う点で独特といえます.



Select Language: en