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正教における復活祭の日曜日のサイクル

この例は,新関数のFindRepeatを使って,正教の復活祭の日付が532年ごとに繰り返されるパターンであることを示す.また,新たなサイクルが始まったことを見付ける簡単な方法も示す.

この関数は,指定された年について正教の復活祭の日曜日の{month, day} ペアを返す.

例えば,2019年の正教の復活祭は,ユリウス暦の4月15日(日)である.この日は,グレゴリオ暦では4月28日(日)である.

西欧のキリスト教における復活祭の日付は正教とは別のアルゴリズムで計算され,2019年の復活祭は4月21日(日)である.西欧の復活祭の日付の分析については,コンパイルされた計算のを参照されたい.

西暦1年から10000年までの.正教のすべての復活祭の日付をユリウス暦で計算する.

結果は,3月22日から4月25日までの35日間の任意の日になる.

この日付のサイクルは532年ごとに繰り返される.

以下は,DateHistogramで表現するためにすべての日付を同じ年(例えば2000年)に移動する,単一サイクルの可能性の分布である.

2年続けて復活祭が同じ日になることはない.

このサイクルの中に,3月22日は4回あるので,これをサイクルの開始点のマークとして使うことはできない.しかし,翌年の復活祭が4月11日になっているのが3回であるのに対し,4月10日になっているのは1回しかない.

このことから,3月22日の翌年が4月10日になるシーケンスを使って新たなサイクルの始まりを定義することができる.関数SequenceSplitは,これらのペアを求め,削除し,10000日を長さ530のサブリストに分割する.

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