新規追加機能
Mathematica 環境を使った出版品質のドキュメント作成が,更に簡単になりました.Mathematica 4以降に加わった機能には,XMLのインポート・エキスポート,向上したHTML出力,ドキュメントの索引付けやクロスリファレンスのための新しいパレット,Mathematica による執筆のための補助ツール,ボタンひとつでMathematica ノートブックを簡単に提示できる新しいスライドショー環境,惑星,音符,ゴシック数字を表す新しいシンボル等があります.
XMLのインポートとエキスポート
Mathematica は,XMLドキュメントのインポート,エキスポート,操作を完全にサポートします.また,Mathematica ノートブックおよび式をXMLドキュメントとして保存するためのDTDやスタイルシート,XHTMLのサポートも含まれています.現在サポートされるようになったXMLの拡張機能により,ノートブックや式を,XMLで広く使われている標準の木構造で保存したり読んだりすることができます.サポートされる拡張機能には,NotebookMLとExpressionMLがあります.これらにより,それぞれノートブックや個々の式をXML構造で表すことができます.
MathMLのサポート
Mathematica は,Webでの数式表現の標準となりつつあるMathML 2.0をサポートしています.W3C(ワールドワイドウェブコンソーシアム)によって承認・勧告され,Wolfram Researchのサポートにより開発されたMathMLは,WebページやXMLドキュメントの中に数式を含むための基盤を提供します.
AuthorTools
バージョン4.2からMathematica に含まれているアドオンパッケージのAuthorTools により,Mathematica での技術書籍や論文の作成が簡単になります.このパッケージには,ノートブックを印刷あるいはオンライン出版用に処理する関数が含まれています.AuthorTools では以下のようなことができます.
- 目次の作成
- 索引の作成
- BrowserCategories ファイル(ヘルプブラウザに情報を追加するためのファイル)の作成
- 2段組セル(Mathematica による計算を例示するためのもの)の作成
- 特定タイプの全セルの抽出および,希望の形式での保存
- 日付,時間,ファイル名などの変数の現在値を表示するためのオブジェクトの挿入
- ヘッダ・フッタ等の印刷オプションの設定
上記の操作は,1つのノートブック内でも,プロジェクトを構成するすべてのノートブック内でも可能です.例えば,いくつかのノートブックから成る1冊の書籍の索引や目次を作成することができます.
スライドショー環境
新しいスライドショー環境により,ノートブックをスライドショー形式で提示することができます.この新機能により,複数のノートブックを,ボタンのクリックだけで1つの使いやすい表示形式に変換できます.Mathematica で開発した資料を提示するのに,他社のスライドショービューアを使う必要はもうありません.
Mathematica フォント
Mathematica フォントの名前がMathematica1,...,Mathematica7等に改められました.最近追加された文字には,新しい惑星記号,音楽記号,2重文字等があります.
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