Mathematica 12はMathematicaの機能を大きく拡張しただけでなく,システムをよりスムーズで効率的にする多数の向上点も導入しています.
積分や総和等の定数を自動的に生成します.
多変数関数の極限, 上極限, 数列の極限等.
AddSides,MultiplySides,DivideSides等(答は常に正確です).
複素平面,複素数値.2D,3D.関数,データ.
Root[]オブジェクトのフォーマットがより簡単になりました.
等で形式的な変数をよりエレガントに表します.
自分のスケール関数が使えます(対数,確率等).
複数のデータ集合を積み重なった形式,パーセンタイル形式等で表示します.
共通の軸を持つプロットの配列.
曲がったり交差したりしている多角形や穴のある多角形等.
領域(暗示的,明示的にかかわらず)が自動的に可視化されます.
ユークリッドスタイルの幾何学(CircleThrough,Midpoint等)がFindGeometricConjectures等で解けます.
x ± dx は計算,可視化等に使えます.
機械,回路,経路に使えるSystemModel,SystemModelSimulate, SystemModelPlot等.
二次最適化,半定値最適化,錐最適化等が大きい問題にも小さい問題にも対応します.
任意の(有機)分子を使った可視化と計算.
Bitcoin,Ethereum等での読書き,解析,トランザクションが可能です.
オブジェクト(画像,音声,クラウドオブジェクト,実体等)についての情報を得るための標準化された方法です.
日,週,月,さらに瞬間まで指定できます.
セルオートマトンのルールを連想ベースで指定
します.
カーネルを使わなくてもIn[•]とOut[•]による入出力のラベルが付きます.
コードとデータをノートブックに直接保存し,アイコンだけの形にフォーマットします.
Audio,SparseArray等の概要で,ストレージの場所が選べます.
新しいプレゼンテーションノートブックでは,スクリーンサイズに適応できるインタラクティブなプレゼンテーションが可能です.
最新の64ビットCocoaを完全にサポートしたことで,Mac上で大きいノートブック(> 2GB等)が扱えるようになりました.
閉じたセルグループに気付きやすくなる自動
標識.
Qt 5のサポートにより,Xサーバなしで描画ができるようになりました.
訓練等に使える完全にインタラクティブな機械学習ダッシュボード.
ニューラルネットの構造をドリルダウンで自動的に可視化します.
コアとなるニューラルネット構造をMXNetでエキスポートします.
NetModelでWolfram Neural Net Repositoryに含まれるすぐに計算できるネットが得られます.
LearnDistributionで任意のデータ型の分布が生成できます.
FacialFeaturesは画像の中の顔やその特徴を見付けます.
ImageRestyleは自動的に画像のスタイルを変更します.
ImageGraphicsはヒューリスティックスを使って,ビットマップをベクター画像に変換します.
音声をAudio[]オブジェクトに取り込みます.
InverseSpectrogramでスペクトログラムの画像から音声を推測します.
M4Aのインポートとエキスポートが可能です.
FindTextualAnswerではテキストから最新技術で質問の答が得られます.
TextCasesはテキストから国,日付,映画等,何でも取り出すことができます.
外部サービスを使って,言語間の翻訳を実行
します.
Wolfram言語からLLVMへの実験的コンパイラ.
NumericArrayでRaw形式(Integer16等)の効率的な保存が可能です.
ダウンロードフットプリントが小さくなりました.
Wolfram Knowledgebaseデータの自動予測(あるいは手動)プリフェッチ.
実体のタイプおよびクラスに「First」,「largest」,「most」等を直接使ったクエリが可能です.
WebSearchおよびWebImageSearchでページや画像が見付かります.
ファイル > 新規作成から.wlファイルおよび.wlsファイルを作成し,編集することができます.
セッション内,自分のマシン,クラウドのいずれにおいても可能です.
バイト配列で直接インポート,エキスポート,文字列変換等ができます.
このノートブック,このマシン,このユーザ等—コードやデータがどこででも永続します.
コールバックでURLに非同期的に送信します.
MemoryAvailableはメモリの残量にプログラムでアクセスします.
CopyFile等でRemoteFileを使うと,必要に応じて認証できます.
任意のIMAPサーバに接続し,メールフォルダの読込み/解析/編集が行えます.
RemoteRun等を使うと,リモートマシン上でSSHを介してプロセスを実行することができます.
実行中のプロセスに関するPSのようなデータにプログラムでアクセス.
マシンで送受信されるネットワークパケットを取り込みます.
MongoDBでデータを読み書き.
ExternalEvaluateはWolfram言語から直接コードを呼び出します.
外部サービスへのアクセスを認証するための
OAuth等.
形状を生成したり,距離測定を行ったり,プログラムで完全なゲームを作成したりすることが
できます.
関数の公開リポジトリに即時にアクセス,投稿.
ファイル > Cloudに公開で世界に公開することも,パスワード認証を設定することもできます.
ベースURLに,UUIDの他にユーザ名を入れることもできるようになりました.