Mathematica 9の新機能
状況依存の入力アシスタント
入力アシスタントは,自動的にコードを補完したり,関数やオプションを見付けたり,コードを書いている途中のエラーの見逃しやタイポを減少させるのに役立つ.エキスパートには自動補完,コードテンプレート,ダイナミックハイライト等の馴染みの概念が使えて便利である.また,初心者にとってもあらゆる関数ドキュメントに簡単にアクセスしたり,視覚的な補助によって Matheamtica のコード構造をよりよく理解したりできるという利点がある.
- 周囲のコードに基づいた,インテリジェントな提案
- 入力アシスタントはユーザのプログラミングの傾向を学習するため,時間の経過に伴いサジェスチョンも向上する.
- 関数,システム変数,ユーザ定義の変数用に色分けされた提案
- 簡単に関数が思い出せる.数文字タイプするだけで,それにマッチする可能性のある項目がリストされ,必要なものが見付かるまでリストが絞られていく
- 提案は有効にも無効にもでき,表示までの遅延時間をカスタマイズすることもできる
- インラインのオプションテンプレートで,選んだ関数のオプションがすぐに指定できる
- インラインの関数テンプレートに従うと,複雑なコードが素早く構築でき,エラーも減少する
- ドキュメントシステムへの直接リンク
- キーボードからでもマウスからでも入力アシスタントの機能すべてにアクセス可能
- ダイナミックハイライト機能で,コードの構造を一目で把握