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中村健蔵氏はMathematicaを使って,エッシャーに触発されたMathArtの作品を作っています.氏のトレードマークとも言える「三円曼荼羅」は,1つの大きい円に3つの小さい円を重ねることの繰り返しで,結果としてシェルピンスキーのギャスケットになっています.最終的な作品は仏教の曼荼羅を表しています.
中村氏は,常にMathematicaを使って作品を制作していた訳ではありません.修士論文を書いているときに他のソフトウェアに満足できず,自身のパソコンで使えるプログラムを探していた氏は,とあるセミナーで偶然Mathematicaに出会ったのです.
氏は,Mathematicaの技術的な面を利用してオペレーションズリサーチに関する書物を著し,後にこのプログラムを使って魅力的な芸術作品の制作に取り組みました.氏がMathematicaを使って作成した作品の中には錯視を利用したものもあります.静的な描画でありながら,その無限という性質から,鑑賞者にはまるで動いているように見えるのです.氏は今後もこのような作品の制作を続けようと考えています.「そういう試みを通じて,できればエッシャーを超えた作品というものをひとつでもいいから作りたいというのが私の夢です」と氏は語っています.