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パリ・マラケ国立建築大学の准教授であるPhilippe Morel氏は,建築学生が必要とする非常に多様なデータが処理でき,かつ実験の余地のあるプログラムを求めています.
従来の建築用ソフトウェアには,建築的な概念が組み込まれていることがよくあります.しかしMorel氏は,柱や梁,ドア,窓,断熱材といった構成要素が,学生にとって大きな制約になっていると考えています.Mathematicaを使えば,学生はさまざまな手法で解決策に辿り着くことができます.かつては建築の学習といえばほとんど幾何モデリングに限られていましたが,現在ではコードやアルゴリズムの扱いも含まれるようになっています.
Morel氏は,学生に通常の幾何モデリングソフトでは利用できないツールへのアクセスを与えることに加えて,MathematicaのWolfram|Alphaとのインタラクティブな連携や画像解析機能が,学生にとって特に有用であると考えています.これらすべての要素が組み合わさることで,Morel氏は教室内での自由で実験的な学習を促進することができています.