短時間フーリエ変換を使ってヴォコーダを構築する
1930年代に遠隔通信のために発明されたヴォコーダは,70年代から音楽の場で使われてきた.根底にある考えは非常に簡単で,信号のスペクトル包絡線(モジュレータ)を搬送波に乗せるというものである.こうすることで搬送波のピッチが保存されるが,調音や音質はモジュレータによって決まる.
SpeechSynthesizeを使ってモジュレータ信号を定義する.
搬送波を定義する.
搬送波が,モジュレータによってふるい分けられるのに十分なスペクトル成分を持っていることを確かめる.
MeanFilterを使うと,振幅スペクトログラムのスペクトル包絡線が抽出できる.
モジュレータを使って,搬送波の短時間フーリエ変換を変更することができる.
InverseShortTimeFourierを使うと,音声が再構築できる.