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ピッチを認識して信号を再構築する

音声信号の主となるピッチは従来の信号処理あるいはニューラルネットワークベースのアルゴリズムを使って検出,あるいは追跡することができる.主となるピッチは信号の分析,分類,再構築に使うことができる.この例では,組込みのPitchRecognize関数を使って,検出されたピッチに基づく信号の近似を構築する.

バッハ(Bach)のフーガの録音から始める.

ニューラルネットワークベースの方法を使って,信号のピッチを追跡する.

PitchRecognize"SoundNotePitch"特性を使って認識を実行し,欠損値を削除し,別々の音符に適切に分割し,最後に再構築を含むSoundオブジェクトを出力する関数を定義する.

この関数を使って,もとの録音からSoundオブジェクトを再構築する.

PitchRecognizeによって計算されるピッチの情報は完全に記号的なので,SoundNoteで利用可能な任意の楽器を使ってメロディーを再構築することができる.

PitchRecognizeが周波数の離散集合を返すよう強制する.

AudioGeneratorに時系列を与えて発振器周波数を制御する.

最大のサンプル値を追跡するためにAudioLocalMeasurementsを使い,もとの信号からの振幅データを組み込むことによって近似を向上させる.

スペクトログラムをもとのものと比較する.

戯れに主題の最初の提示に対するトーン応答を生成する.最初の音は1/4音,反復進行の残りの部分は1/5音上げる.

生成を繰り返す.

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