Mathematica 9の新機能
生存分析
Mathematica 9は,打切り・切断データ,最適化されたパラメトリックおよびノンパラメトリックの生存モデルフレームワークの他,重み付き対数順位検定,Wald検定,尤度比検定,スコア検定等多岐に渡る一般化された仮説検定関数に対して,完全に自動化された幅広いサポートを提供する.Mathematica のパワフルな記号・数値のハイブリッドエンジンとのシームレスな統合によって,生存分析タスクがこれまでになく簡単で柔軟なものになっている.

- 最適化および自動化された,左側,右側,区間の打切り・切断データの取扱い
- 打切り・切断データの記述統計
- 打切りデータからのパラメトリック分布(ワイブル分布,指数分布等)の推定
- Kaplan-Meier法,Nelson-Aalen法,Turnbull法等のノンパラメトリック生存推定量
- 生存ハザードと累積ハザードに対する点ごとの信頼帯および同時信頼帯
- セミパラメトリックのCoxの比例ハザードモデルのフィットと可視化
- 層化と相互作用項を使ったモデルのフィットと検定
- Cox-Snell残差,マルチンゲール残差,逸脱度残差,Schoenfeld残差,効率的なスコア残差
- パラメータ推定値に対する,柔軟なWald検定,尤度比検定,スコア検定
- 任意数のグループ間での等しいハザード比に対する,重み付きの対数順位検定