WOLFRAM

連結されたクラッチ

クラッチを連結することで,可変構造の動力伝達装置ができます.異なるタイミングで異なるクラッチを作用させると,システムのさまざまな部分にトルクが供給されます.

この例を実行するためには以下が必要です.

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モデル

このモデルはクラッチで分離された,連結した一連の慣性コンポーネントで構成されています.クラッチが作用すると2つの隣接する慣性コンポーネントの間に摩擦が生じ,その運動量を互いに伝達し合います.最初と最後の慣性コンポーネントは回転ダンパによって減衰され,最初の慣性コンポーネントに一定のトルクが与えられます.

慣性コンポーネントは,動力伝達装置の構造を変化させるために作用させたりさせなかったりできるクラッチで分かれている.

シミュレーション

モデルのシミュレーションを行うことで,時間の経過に伴う慣性コンポーネントの角速度を調べることができます.さまざまなクラッチを作用させたときの効果は以下のプロットで見られます.

5秒後に左から2番目のクラッチが作用し,10秒後に3番目が作用する.15秒後には最初のクラッチが使用されなくなる.

完全にカスタマイズ可能なモデルのプロット

プロットマーカー,プロットラベル等を使って,発見したことを加えたり保存したりすることができます.

解析

最後のクラッチに正弦波関数を適用すると,フーリエ解析を使って調べることのできるパターンが現れます.

正弦波を使って最後のクラッチが作用するとき最後の慣性コンポーネントの加速信号にフーリエ解析を適用する.

無制限の解析

モデル解析にWolfram言語の完全パワーが使えます.

動力伝達装置のモデル化

異なるタイミングで異なるクラッチを作用させて,動力伝達装置の挙動を解析します.