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エンジンスロットル制御

基本的な自動車の制御問題は,パワーステアリング,エアコン,自動トランスミッションの使用によるトルク外乱があっても,所望のエンジン速度を保つことです.主な作動スキームは,スロットルバイパスバルブを介してエンジンに供給される空気の量を制御することによるものです.この例では内部燃焼機関のクランク軸角度と同期する閉ループスロットル制御をモデル化します.

この例を実行するためには以下が必要です.

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モデル

エンジン速度はスロットル作動装置で調節されます.速度コントローラはエンジンのクランク軸角度と同期します.クランク軸角度が180度回転するたびに始動する事象ベースの時計であるrotationalClockによってサンプリングが行われます.

クランク軸角度と同期のエンジンコントローラのサンプルデータ

解析

コントローラの実行はエンジンのクランク軸角度と同期しているため,負荷トルクの変動の影響が軽減されます.以下のプロットでは,負荷トルクの変動にもかかわらずエンジン速度が安定速度に素早く安定しています.

解析

非周期同期システムを解析します.

Simulation results.

Explore the Modelica_Synchronous Library to know more about sampled data systems. サンプリングされたデータシステムについて詳しく知るために,Modelica_Synchronousライブラリを使う