WOLFRAM

モジュラーシンセサイザー

自分で楽器を作ろうと思ったことはありませんか.この例では,バーチャルのモジュラーシンセサイザーを使ってサウンドを設計する方法を紹介します.

ハードウェア

モジュラーシンセサイザーはさまざまなコンポーネントのマッシュアップです.それぞれのモジュールには振動子,フィルタ,エンベロープ・ジェネレータ等基本的な機能が含まれています.これらのモジュールがすべて連結されて既存のサウンドを模倣したり新しいサウンドを生成したりします.以下の画像はサイレンキーフィルタ,振動子,ミキサーのハードウェアの実装を示しています.

これらのボードは,Wolfram MathCoreチームが2019年のWolfram Technology Conferenceの記念品として作成したものである.

モデル

サイレンキーフィルタはWolfram System Modelerでモデル化され検証されます.このフィルタの大部分には,Modelica標準ライブラリの再利用可能なコンポーネントが使われています.他のモジュールも同様にモデル化できます.

サイレンキーフィルタのモデルダイアグラム

パラメータ値を単位付きで表示

選択した表示単位を使って描画されたパラメータの値はすぐにチェックできます.

テクノポップ

このような基本的なコンポーネントを使うと,ハードウェアの制約なくさまざまな音楽を作成し検証することができます.以下の画像はテクノポップを生成するモデルを示しています.

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設計からハードウェアの実装までに使われるワークフローが学べます.

このループはそれぞれ1つのキックドラム,ベースシンセサイザー,ハイハットシンセサイザーからなる3つの音で構成される.ミキサーを使ってこのすべてが組み合せられWAVファイルに直接録音される.

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