記号的SPARQL:ImportとExport
バージョンでは,RDF(Resource Description Framework,リソースディスクリプションフレームワーク)のためのクエリ言語であるSPARQLのサポートが加わった.サポートされるのは,クエリ文字列とクエリ言語全体の記号表現の2種類で,特定のユースケースに相応しいものであれば,どちらも互換的に使うことができる.クエリ文字列は簡単に入力できる.一方記号表現を使うと,例えばユーザ入力や計算結果に依存するクエリを生成する的確で簡潔なプログラムを書くことができる.
この例では両方のクエリ表現間の変換方法を示す.まず,"number of humans in Wikidata"(Wikidataに含まれる人間の数)という,Wikidataからのクエリ例で始める.
クエリ文字列を変数に保存する.
次に"SPARQLQuery"インポータを使ってこのクエリの記号表現を得る.
結果はSPARQLAggregateで右合成(/*)されたSPARQLSelectクエリを含むSPARQLQuery演算子である.
どちらのクエリ形式も互換的に使用してクエリを実行することができる.WikidataのSPARQエンドポイントで両方を試してみる.
これとは逆に,記号的なクエリをクエリ文字列にエキスポートすることもできる.