RDFとSPARQL
バージョン12では,RDF(Resource Description Framework,リソースディスクリプションフレームワーク)データのインポートとエキスポートおよびSPARQLクエリの実行が,インメモリデータとリモートSPARQLエンドポイント(RDFグラフデータベース)の両方で,実験的にサポートされるようになった.RDFは標準化された,セマンティックWebのグラフに基づくデータモデルで,SPARQLはそのクエリおよび更新言語である.RDFはさまざまなソースからのデータの明確な表現と統合を可能にするために,IRI(Internationalized Resource Identifier,国際化資源識別子)を使ってリソース,特性,値を識別する.バージョン12では,「クエリ文字列」のサポートに加えて,SPARQLの記号表現が提供されており,これによってSPARQLを生成したりこれを操作したりするプログラムを書くのが簡単になった.