標準コンプライアンス:テストを実行する
バージョン12には,インメモリRDF(Resource Description Framework,リソースディスクリプションフレームワーク)データのクエリを可能にする組込みのSPARQL 1.1 query評価器が含まれている.RDFとSPARQLのテストのリポジトリは,RDF Tests Community Groupによって保守されている. テストのマニフェストは,使用可能なテストとその種類(評価テスト,構文テスト等)のようなメタデータ,それに実行に必要なリソースのリストで,"Turtle" 形式でシリアル化されている.
この例は,SPARQLを使ってマニフェストからテストのメタデータを抽出する方法とこれらのテストの実行方法を示す.
まず,RDFおよびSPARQLのためのW3Cのテストを含むリポジトリをダウンロードして抽出することから始める
テストスイートには,RDFインポート,SPARQLのクエリ分析と評価,含意等,さまざまな分野のテストが含まれている.集約に関するテストを選ぶ.
マニフェストファイルには,テストとそのメタデータ(入力データ,実行されるクエリ,予想される結果等)のリストが含まれている.Snippetを使うとファイルを覗き見ることができるので,覗いてみよう.まず,テストマニフェストで使用されている語彙が目に入る.
次は,テストリストの冒頭である.
次は,テスト指定の例である.
SPARQLを使って各テストに関する情報を抽出する.GraphStoreをロードして語彙ヘルパー関数を指定する.
どんな種類のテストがあるか,各種類にいくつのテストがあるかを見る.
評価テストを実行する.まず,すべての評価テストとそのメタデータを取り出す.
これが最初のテストである.
各テストについて,クエリをインポートしてテストデータに適用する.次に,結果を期待される結果と比較する.