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Wolfram言語:
プログラミングの基本

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インタラクティブインターフェース ビデオバージョン

どのような式でも,Manipulateを使うと,変数の値を変更することのできるコントロールで操作することができます:

In[1]:=1
Manipulate[Plot[Sin[a x], {x, 0, 10}], {a, 1, 5}]
Out[1]=1

Javaプログラマー向けの注意事項

Manipulateコマンドは,パラメータの指定に基づいてコントロールの種類やレイアウトを自動的に推測するため,GUIの作成が非常に簡単です.Javaでインターフェースを作成するためには,SwingAWT,その他のサードパーティGUIライブラリを使う必要があり,またコードの行数も通常Wolfram言語の場合より多くなります.

Pythonプログラマー向けの注意事項

Wolfram言語のManipulateはパラメータの指定に基づいてコントロールの種類やレイアウトを自動的に推測するため,GUIの作成が非常に簡単です.また,Manipulateは,全く同じコードを使って,デスクトップ,クラウド,モバイルデバイス上でシームレスに動作します.Pythonでインターフェースを構築するためには,スタンドアロンのGUIに対するカスタムコード,あるいはサードパーティのノートブックライブラリを使うことが必要です.デスクトップおよびクラウド用の同じインターフェースをPythonで作成するためには,両方のプラットフォームについて別々のコードを書かなければなりません.


Manipulateは標準的な「下限,上限,刻み幅」という反復子指定を使います:

In[2]:=2
Manipulate[Range[n], {n, 4, 10, 1}]
Out[2]=2

Wolfram言語では,コントロールは単なる記号式です:

In[1]:=1
TabView[{a, b, c}]
Out[1]=1

ボタンは,それが押されたときに評価される式を与えて作成します:

In[2]:=2
Button["do it", Speak["hello"]]
Out[2]=2

参照:インタラクティブコントロール


Dynamicは動的に更新された式の値を表示します.
(ローカルのデスクトップ版では常に動作しますが,クラウドではサポートが限られる可能性があります.)


スライダーを動かして,x の値を変更します:

In[1]:=1
Slider[Dynamic[x]]
Out[1]=1

評価時の値を表示します:

In[2]:=2
x
Out[2]=2

常に更新された値が表示されます:

In[3]:=3
Dynamic[x]
Out[3]=3

Javaプログラマー向けの注意事項

Dynamicは値を結びつける強力な構造であり,Javaには直接これに該当するものはありません.Javaではxが変更されるたびに,表示を更新するためのメソッドの呼出し,バックグラウンドスレッド,追加のロジックのいずれかが必要です.

Pythonプログラマー向けの注意事項

Dynamicは,変更があったときに常に表示されている出力を動的に更新する,パワフルでユニークなWolfram言語の構造であり,Manipulateの基盤を形成するものでもあります.Pythonでは,これを自動的に行う方法はありませんが,ExternalEvaluateを使ってPythonコードをWolfram言語に統合することができます.

参照:インタラクティブインターフェース


以下のうち,xが1から4までのスライダーを含むManipulateを生成するものはどれでしょうか?


最初のセルにx = 2,2つ目のセルにDynamic[x],3つ目のセルにx = 4と入力したとします.3つのセルをすべて評価した後,2つ目のセルの出力は何になるでしょうか?


以下のうち,xの値を4に設定するボタンを生成するのはどれでしょうか?

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